公的資金 早期完済 急ぐ大手行

大手金融グループが、2005年3月期決算で不良債権処理にメドをつけたことで、金融機関の経営の焦点は、巨額の公的資金の早期返済に移った。金融庁公的資金の新たな返済ルールの策定作業に入り、9月をメドに結論を出したい考えだ。ただ、各金融グループで優先株普通株など公的資金の注入の仕方や条件には違いがある。個別には、業績回復だけでは返済が思うように進まない事情も抱えており、シナリオ通りに公的資金を完済するには課題も多い。
YOMIURI ONLINE(読売新聞)

らしいです。よくわからん。みずほが2007年3月末、SMFGとTM-UFJFGが2008年末らしい。三和銀行の発行した優先株の価格設定が通常より高かったのが、足をひっぱってるみたい。
面白かったのは、

三井トラスト・ホールディングスは、株価の回復度合いが大きいことが早期返済を難しくしている。優先株による含み益が6000億円と巨額で、今の株価を前提に現時点で優先株を買い戻して消却する場合、1兆円以上が必要とみられ、コストがかかり過ぎる。

ってところ。ここって中央三井信託かなんかのところですよね。株価が上昇しすぎて、かえって返済が難しくなるって面白い。住友信託も完済してたような気がするし信託は好調なのか、それとももともとそんなに不良債権とかが少なかったのか。だけど国じゃなくて第2セクターに株を買われていたとしたら当然のことだから仕方ないのかもしれない。