スーパーカー”スリーアウトチェンジ”

大学入学以降、友人経由でしか音楽関連の情報をキャッチしなくなった。
思えば、音楽聴くか、サッカーするかくらいしかやることのなかった中学・高校時代はラジオとか雑誌とかでめちゃくちゃ情報収集してたな。
てなわけで、今日からしばらくは僕がその時期に聴いてた懐かしいCDを思い出して記事にしてみたいと思います。

スリーアウトチェンジ

スリーアウトチェンジ

まずは、スーパーカー。去年だっけか、今年はいってからだっけかは忘れたけど、解散してしまった。
このバンドの代表曲って言えば、おそらく映画”ピンポン”の主題歌になった2001年の”YUMEGIWA LAST BOY”だと思う。映画では”strobolights”とかもかかってて、映像とよく合ってた。スーパーカーと言えば、この曲のエレクトリックなイメージが強い人も多いと思う。
でも、僕が一番好きな作品は1998年に出た彼らのデビューアルバム”スリーアウトチェンジ”。スーパーカーは劇的な変化を遂げたバンドで、”YUMEGIWA LAST BOY”のエレクトリックなサウンドっていうのは、その変化後の彼らの音楽性。今聴きなおしてみると、このサウンドはこのサウンドでいいなあって思えるのだけれど、当時はすっごくがっかりしたのを思い出す。
”スリーアウトチェンジ”で見せる音楽性っていうのは、純粋ギターポップ。当時はピクシーズと比較されてたような感じ。性急なテンポ、割れたギターに明るいんだけどどこか悲しいメロディみたいな。今聴いてもすごいいいなあって思う。僕がこのバンドを始めて知ったのは、シングルにもなったLuckyって曲からなのだけれど、初めて聴いた時にはベースのフルカワミキちゃんの声がかわいいってところから入ったような気がする(ちなみにくるりの”ばらの花”のサビでコーラスやってる人です)。
もちろんシングル以外も粒ぞろいの名盤なので、"YUMEGIWA LAST BOY"しか知らないって人も是非聴いてみてもらいたい。ただ、2ndアルバム以降は音楽性ががらっと変わってるので要注意。